【巨人】高橋優貴、本拠“米仕様”マウンドで試投「雰囲気違う」

スポーツ報知
東京Dのマウンドに上がり、感触を確かめるように投球する高橋

 巨人のドラフト1位・高橋が、先発予定の4月2日からの阪神3連戦(東京D)に向けて、初の東京Dのマウンドで立ち投げで24球を投げた。

 初めて東京Dのマウンドに上がった高橋は、少年のように笑った。デビュー戦は4月4日の阪神戦(東京D)が濃厚。オープン戦2試合に登板したが本拠地登板はなく、確認したいと自ら打診し実現し「早く投げたい」と思いをはせた。

 今季から東京Dのマウンドは「世界に通用する投手の育成を」という原監督の意向でメジャー仕様に硬くしている。レンガのようなブロックが、踏み出す位置の土の下に横1.2メートル、縦1メートルほど敷き詰められ、金具のスパイクで投げ込んでもほとんど掘れることがない硬いマウンドだ。

 20、21日にはアスレチックス・マリナーズのメジャー開幕戦が行われ、そのままの状態で、菅野は23日のロッテ戦に先発。その後、エースの意見を聞いて微調整を加えた“エース仕様”だ。「アマチュアの時は硬いマウンドはほとんどなかった」と高橋は立ち投げと一塁けん制で感触を確かめた。

 幼少期に観戦に訪れたことを思い出し「中とスタンドでは全然雰囲気が違う。歓声をくれるファンの方々の期待に応えられるように」と決意を固めた。「東京Dにかかわらず、マウンドに上がったら勝ちを目指す」と先を見据えた。(河原崎 功治)

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