大相撲の勢と結婚の比嘉は4位 アン・ソンジュが“寄り切り”で通算26勝目

スポーツ報知
キャディと笑顔で話す比嘉真美子

◆女子プロゴルフツアー ニッポンハムレディス最終日(8日、北海道・アンビックス函館C上磯GC=6378ヤード、パー72)

 首位と2打差の4位からスタートした比嘉真美子(24)=TOYO TIRES=は5バーディー、3ボギーの69で回り、通算9アンダーで首位と4打差の4位にとどまった。今大会前に大相撲の東前頭2枚目の勢(31)と結婚することを発表。まさに勢いに乗って“うっちゃり”(逆転)で今季2勝目、通算5勝目を狙う比嘉は前半終了時には首位と1打差に肉薄したが、後半は勢いが失速し、優勝争いから脱落した。「悔しい気持ち。もっと上に行ける気がします」と静かに話した。

 大相撲の名古屋場所はこの日、初日を迎え、勢は新大関の栃ノ心(30)と対戦。「私が相撲のコメントをするのはどうかと思いますが、2週間、ケガなく過ごしてほしい。お互いの競技の話はしません。ジャンルがあまりにも違うので。ただ、私のプレーが少しでも刺激になってくれればうれしい」。ゴルフの話とは一転し、勢についてはにかみながら話した。

 首位から出た韓国のアン・ソンジュ(30)=モスバーガー=が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算13アンダーとして今季3勝目、通算26勝目を挙げた。日本女子ツアーの横綱クラスの実力者がきっちり“寄り切り”。ツアー史上7人目の永久シード(30勝)獲得まで「4」に迫った。2打差の2位は台湾のテレサ・ルー(30)=太陽生命=と川岸史果(23)=加賀電子=。

 昨季賞金女王で今季も賞金ランク首位を快走する鈴木愛(24)=セールスフォース=は68で回り、9位から7位に浮上。今季、これまで日本ツアー12試合中10回もトップ3入りを果たしている女王は「ドライバーでチーピン(左に大きく曲げるミス)が5回もあった。ヤバイです。トップ3に入れないのはショック」と不満そうに話した。

 第1日に首位スタートを切ったルーキーの勝みなみ(明治安田生命)は9番パー5で左サイドの深いラフでロストボールする不運もあり、10位。1日に20歳の誕生日を迎え、最初の試合について「うまくいった日もあれば、いかなった日もあった。これまでの人生通りですね」と笑顔で振り返った。

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