原前監督、関東シニア70位「シニアアマ日本一」決定戦に進めず

スポーツ報知
関東シニア選手権に参戦した巨人・原前監督

◆男子アマゴルフ関東シニア選手権 最終日(7日、新潟・小千谷CC=6700ヤード、パー72)

 プロ野球・巨人の原辰徳前監督(60)は、55歳以上のトップアマチュアが集まる大会に初出場し、1バーディー、8ボギー、1ダブルボギーの81で回り、通算17オーバーで参加(棄権を含む)144人中70位になった。第1日の59位から巻き返しを図ったが、上位42選手に与えられる55歳以上のアマチュア日本一決定戦「日本シニア選手権」(10月24~26日、くまもと中央CC)の出場権を獲得できなかった。通算1オーバーの和田博さん(56)が優勝した。

 「若大将」は敗れて、なお、爽やかだった。日本シニア選手権の出場ラインに5打及ばず、2日間の戦いを終えた原さんは「出た結果がベストです」と笑顔で話した。巨人の選手、監督として多くの修羅場をくぐり、そして、多くの栄光を手にした大スター。「野球は仕事で、ゴルフは趣味。その趣味に全力で取り組んでいます」と胸を張って話す。

 7月2日に神奈川・相模湖CC桜・百合C(6226ヤード、パー72)で行われた関東シニア選手権予選第7ブロックで73の好スコアをマークして、今大会に初めて出場した。「私より年齢が上で、私よりスコアがいい人がたくさんいる。刺激になります。来年も体を元気にして、予選から頑張りたいね!」と意欲的に話した。

 成績は中位だったが、存在感は抜群。ゴルフ場のスタッフ、大会役員、そして、同じ大会に出場した選手たちが次々とサインや写真撮影を求めてくると、一人ひとりに笑顔で丁寧に応じた。原さんとグータッチで記念撮影したレストランスタッフは感激の涙を流した。大会連覇を果たした和田さんは「これからも大会に出場していただきたい」と原さんの参戦に期待した。

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