珍しいミニスカ姿の新垣比菜…憧れの田仁智(韓国)からサインもらいメジャー初勝利へ

スポーツ報知
1番をパーセーブした新垣比菜。珍しいミニスカートでのプレーで通算5アンダー6位に順位を上げた

◆女子プロゴルフツアーメジャー第3戦日本女子オープン第3日(29日、千葉CC野田C=6677ヤード、パー72)

 黄金世代で、今季は4月のサイバーエージェントレディスでツアー初優勝を飾った新垣比菜(19)=ダイキン工業=が4バーディー、2ボギー、70で回り、通算5アンダーで、同じ沖縄県出身の宮里美香(28)=NTTぷらら=らと5人で並び6位につけた。

 台風24号が地元の沖縄県に接近し「(勢力が)結構強いと聞いたので心配」。関東地方も午後からは強い雨が降り続いたが、新垣はスコアを2つ伸ばし順位を上げた。「よく耐えたな。後半はもう少し伸ばせたらと思っていたけど、雨も強かったのでナイスパーを積み重ねていこうという感じだった」とうなずいた。

 最近の試合では2戦連続でトップ10に入り、安定して強さを見せているが「ずっと優勝争いをしてトップ10以内で来られているので、すごく調子はいい」。今季は前半戦を終え、疲労が想像以上だったと話し、練習を早く切り上げたり、調整しながらプレーしてきた。「(プロ生活にも)慣れては来た。ちょっとずつ疲れないように出来ているかな」と胸を張った。

 第2日には同組で回りホールアウト後に、以前から憧れを抱く海外メジャー2勝の田仁智(韓国)に頼んで一緒に写真を撮ってもらい、同じく黄金世代の勝みなみ(20)=明治安田生命=とともにサインまでゲットした。「かわいいし、立ち振る舞いとか大好きな選手」と思わず笑みがこぼれた。

 第1日終了後のインタビューでは、その田仁智から「今後多く経験を積んでいくとさらにいい選手に成長する」と太鼓判を押されていた。そのことを聞かされると「うれしい。いつか自分も世界の試合で活躍する選手になりたい」と目を輝かせた。

 2015年に田仁智が優勝を手にした大会だ。「(新垣も出場し31位に終わった2015年の)女子オープンでの優勝を見た時から、ブレない所がすごいな」。首位と5打差からスタートし、4位につける同学年の畑岡奈紗(19)=森ビル=の背中も追うこととなったが「(最終日も悪天候が予想され)アンダーで回れば、順位が上がってくると思うので頑張りたい」と気を引き締めた。憧れの選手と同じタイトルをつかみ、メジャー初勝利を狙う。

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