石川遼が日本オープンへ調整「アイアンは今までの中で一番いい

スポーツ報知
パッティンググリーンで調整する石川

◆男子プロゴルフツアーメジャー第3戦 日本オープン(11日開幕、横浜CC=7257ヤード、パー71)

 公式練習日の10日、晴天に恵まれた会場では各選手たちが入念に調整を行っている。練習前に取材に応じた石川遼(27)=カシオ=は「先週のオープンウィークで3ラウンドして、全体的に悪くない。いい方向に行っている」と手応えを示した。

 2週前のトップ杯東海クラシック(40位)で約1か月ぶりに予選を通過した。その間、ウイルス性腸炎に悩まされるなど体調を崩していたが、「もう問題ないです」と強調した。コースの印象については「グリーンの面がいくつもあるが、狭い面にしっかりと乗せられるか。(設計者からの)挑戦状だと思う」と語り、パーオン率(今季は約63%で35位)がカギになりそうだ。

 国内復帰戦となった昨年は、取り組んでいたスイング改造で試行錯誤しており、日本オープンから5戦連続で予選落ちを経験した。「自分のスイングの悪いところを改善しようと、スタートして1年。良くなっている部分が多い。アイアン(ショット)は今までやっている中で一番いい状態。自信を持っている。距離感、精度が大事になる」と、自身のゴルフの調子が上向いていることにうなずいた。

 予選ラウンドでは昨年覇者の池田勇太、ベテランの谷口徹と同組で回る。池田とは久々の競演で、感想を問われた石川は「勇太さんに勝たないと日本オープンには勝てない。ドライバーショットも飛んでいる印象があるので、僕は力が入らないようにしないと」と、笑顔で語った。

 先日のアジア・パシフィック・アマチュア選手権優勝で来年の海外メジャー、マスターズと全英の切符を得た20歳の大学生アマ・金谷拓実についても「今大会で優勝候補の一人に入ると思う」と、太鼓判を押した。

 石川はパッティンググリーンでの調整前、会場を訪れていた女子プロゴルファーの上田桃子(32)から激励を受ける場面もあり、リラックスした表情を見せていた。

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