三浦桃香、8戦ぶり予選突破&賞金上積みで来季出場権目指す

スポーツ報知
8番、しゃがみ込んで笑顔を見せる三浦桃香。初日4アンダー2位の好スタートを切った

 ◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース第1日(12日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6675ヤード、パー72)

 8戦ぶりの予選通過を目指す三浦桃香(19)=フリー=が5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーで首位と1打差の2位と好発進。出場権のなかった日本女子オープン(9月27~30日)期間中は、地元・宮崎県に帰省してショットを猛特訓。初優勝を狙う辻梨恵(24)=大和証券=が5アンダー67で首位に立った。

 前半の16番、三浦は第3打を60センチに寄せて15番に続くバーディー。ボギーを1つにとどめ「ショットがすごく良くなった」と笑顔でうなずいた。8月のNEC軽井沢72(56位)を最後に7戦連続で予選落ち。9月中旬には、ドライバーを好調だった春先に使用していたタイプに戻した。同月末の日本女子オープンの週、出場できない悔しさを胸に宮崎に帰省して打ち込みを行い体に慣れさせた。「すごく充実した」。趣味のドライブで気分転換もした。

 7月のプロテストでは2年連続で不合格となり、現在の賞金ランクは78位(約831万円)。来季以降は制度が改定され、プロテスト合格者しか予選会の出場資格がないが、優勝するか今季同50位以内でシードを獲得すればプロ会員の資格を得られる。基準となる昨季のライン約2239万円まではあと1408万円必要だが、ルックスでも注目される黄金世代は「久しぶり(に上位)なので、頑張るしかない」と決死の覚悟を示した。(宮下 京香)

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