原エリカは12位後退、菊地エリカが2位浮上。アン・ソンジュが独走

スポーツ報知
17番、ティーショットを放つ菊地絵理香 

◆女子プロゴルフツアーNOBUTAグループマスターズGCレディース 第3日(20日、兵庫・マスターズGC=6528ヤード、パー72)

 首位と1打差の2位からスタートした19歳の美人プロ原英莉花(フリー)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76と苦しみ、通算5アンダーとして首位と9打差の12位に後退した。日本ゴルフ界のレジェンド尾崎将司(71)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=のまな弟子で、ツアー屈指の飛距離を誇る原英莉花は、予選ラウンドでは同組で回った韓国の「セクシークイーン」アン・シネ(27)=NOW ON=をスコア、存在感で圧倒したが、この日の決勝ラウンドでは暗転。同組で回る賞金ランク首位の「マネークイーン」アン・ソンジュ(31)=モスバーガー=に9打の大差をつけられた。待望の初優勝はほぼ絶望となった。

 5バーディー、ボギーなしの安定したゴルフで通算14アンダーとしたアン・ソンジュが2位から首位に浮上。2位に5打差をつけ、独走態勢に入った。

 苦戦した原英莉花に替わって、女王アン・ソンジュを追うのは、同じ「エリカ」の菊地絵理香(30)=オンワードホールディングス=。1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で回り、通算9アンダー。17位から2位に急浮上した。今季、未勝利で2位が3回の「シルバーメダルコレクター」は「首位はアン・ソンジュさんなので捕まえるのは大変です」と苦笑いしながら冷静に戦況を分析。無欲で昨年3月のTポイントレディス以来の通算4勝目を目指す。

 首位スタートの東浩子(26)=加賀電子=は1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの74で通算8アンダーとして6打差の3位に後退した。

 20歳の美人プロ松田鈴英(れい、ニトリ)が4バーディー、1ボギーの69で3つスコアを伸ばし、東と並び、3位まで追い上げた。

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