年男の岩崎騎手、デビュー6年目の飛躍へ「30勝以上と重賞を勝ちたい」

スポーツ報知
フリーになって初めての正月を迎える年男の岩崎。京都金杯にはマサハヤドリームで臨む

 2018年は戌年。JRAには12人の年男ジョッキーがいる。岩崎翼騎手(23)=栗東=もそのひとり。JRA100勝を区切りにフリーとなり、デビュー6年目の飛躍を目指す戌年ジョッキーに今の思いを聞いた。(聞き手・内尾 篤嗣)

 ―2013年のデビューから河内厩舎に所属していましたが、昨年12月21日付でフリーになりました。

 「河内先生から『100勝(昨年12月3日、中京6Rでセングウで1着になって達成)したら、フリーになりなさい』と言われていました。フリーになったら、調教など今まで以上に頑張らないといけません。引き続き、河内厩舎の馬の調教には乗っています」

 ―昨年暮れのヤングジョッキーズシリーズファイナルでは、優勝した船橋の臼井健太郎騎手に1ポイント差で2位。

 「優勝できなかったのは残念だけど、地方の若手騎手とも一緒に乗れて、いい刺激になりました。(5年目までの見習騎手が対象で)最年長だったので、落ち着いて乗ることができたと思います。僕より若い騎手はみんな元気よく乗っていましたね」

 ―叔父は和田竜二騎手。昨年はキャリアハイの96勝を挙げています。岩崎騎手にとって、どんな存在ですか?

 「身近でお手本になる存在で、いろんなアドバイスをもらっています。どんなアドバイスかは、内緒です」

 ―24歳を迎える年男イヤー。重賞の京都金杯でマサハヤドリームと初めてコンビを組みます。

 「追い切りではあまり動かないけど、いい背中の馬ですね。年末から毎日乗っています。跳ねたりして、人間のことを試してくるようなタイプなので、なめられないようにしないと。そのあたり、うまくコンタクトを取れたらと思っています」

 ―デビュー6年目の今年の目標は?

 「昨年は区切りの100勝を達成できて、年間28勝は今まで最多だったけど、30勝はしたかったです。今年は30勝以上が目標で、重賞を勝ちたい(重賞では今まで11回騎乗。コスモバルバラに騎乗した14年マーメイドSの2着が最高)ですね。あとはケガをしないように。そして、年明けからコンスタントに勝ち星を積み上げていけるように、頑張っていきたいです」

 ◆岩崎 翼(いわさき・つばさ)1994年5月30日、滋賀県生まれ。23歳。13年3月に栗東・河内厩舎からデビューして、現在は栗東・フリー。同期は城戸、伴。叔父は和田竜二騎手。その兄の裕一さんは牧田厩舎で調教助手を務め、坂口大厩舎所属時にデュランダルを担当。JRA通算成績は2295戦101勝。160センチ、50キロ。血液型A。

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