【京成杯】開業2年目の青木調教師、ジョリルミエールで重賞初挑戦

スポーツ報知
青木調教師はジョリルミエールで初めての重賞に挑む

◆京成杯追い切り(11日・美浦トレセン)

 開業2年目の青木孝文調教師が、ジョリルミエールで重賞に初挑戦する。「まさかこの馬で重賞を使うとは思いませんでした。厩舎に勢いをつけられたら」。そのヴァーミリアン産駒はデビュー6戦目の前走で初勝利。1勝馬の身で挑戦を決めた理由については「ホープフルSもありましたから、メンバー的にもチャンスがありそう。1勝馬でも出られるんじゃないかな、と。ネヴァブションもそうでした」。12年前、伊藤正厩舎の助手時代に携わった同馬が3着に好走したレースだ。

 この日は美浦・坂路で追い切って、53秒1―12秒6。「馬はいらいらすることもなく、とても順調。状態は今までで一番いい。いいところがあってもおかしくないですね」と調子の良さを強調。36歳の若きトレーナーが期待を持って送り込む。

 ◆青木 孝文(あおき・たかふみ)1981年9月23日、群馬県生まれ。36歳。04年7月にJRA競馬学校に入学。美浦の成島厩舎を経て、05年から伊藤正厩舎で厩務員、調教助手になり、09、10年のアメリカJCCを連覇したネヴァブションなどを担当した。14年から小桧山厩舎に移り、調教師試験は5回目で合格。17年に開業し、同年7月30日の札幌1R(ヴーディーズピアス)で初勝利。1年目は3勝。

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