【POGマニア】グランアレグリアが新馬コースレコード勝ち!今年もノーザンF開幕ラッシュだ

スポーツ報知
新馬戦レコードでデビューを飾ったグランアレグリア

 2016年生まれの2歳馬による新馬戦が先週からスタート。馬トクスタッフが週替わりで若駒を取り上げるコラム「POGマニア」を掲載します。第1回の担当は報知が誇るPOGマスター、ヤマタケ記者。

 グランアレグリアが1分33秒6という勝ち時計をマークした3日の東京5Rのマイル戦は本当に驚いた。従来の新馬レコード、アプリコットフィズが1分34秒7を出したのは、今の時期より成長の進んだ11月にマークしたもの。6月の新馬開幕週で、最後は流し気味に1秒1も上回る走りは強烈だった。

 6月の東京開催に絞れば、最速は昨年のステルヴィオの1分34秒8。ステルヴィオと、先週勝ち上がったグランアレグリアを含む5頭中、シングルアップ以外の4頭には、ある共通項がある。それはノーザンファームの生産馬だということ。先月行った川上記者との対談でも「今年のノーザン勢は早そう」と触れたが、トップブリーダーの誇る育成技術の向上が若駒の完成度の高さを生み、近年の早期の活躍につながっているのだろう。

 今週は同牧場の生産馬でシーザリオの息子、サートゥルナーリア(父ロードカナロア)が日曜の阪神・芝1600メートルでデビュー予定。動きもすごい、と栗東で評判になっている。今年もノーザンファームの開幕ラッシュが止まりそうにない。(山本 武志)

競馬

×