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【開成山特別】障害の絶対王者オジュウチョウサン、平地でも圧勝!長山尚義オーナー宣言 有馬記念目指す

2018年7月8日6時0分  スポーツ報知
  • 1番人気に応えて平地戦初勝利を飾ったオジュウチョウサン

 7日の福島9R・開成山特別(3歳上500万、芝2600メートル)は、障害界の絶対王者オジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田正厩舎)が武豊を背に、2着に3馬身差をつける完勝。13年11月の未勝利以来、4年8か月ぶりの平地競走で初勝利を挙げた。障害G1・5勝を含む連勝を「10」に伸ばし、今後は有馬記念(12月23日、中山)出走を目指す。前代未聞の挑戦になるが、障害で同馬のライバルだったアップトゥデイトの主戦で、先月の障害2000回騎乗を区切りに引退を表明した林満明騎手(51)=栗東・フリー=は“勝機あり”とエールを送った。

 夢が膨らむ“二刀流”の快走に、重賞レースを上回る歓声が沸き起こった。3コーナー過ぎで先頭に躍り出たオジュウチョウサンは、直線もそのまま押し切って3馬身差の完勝だ。初コンビの武豊は「障害がなくても強いですね(笑い)。僕のキャリアでもあまり無いケースなので、500万下のレースで感じたことのないプレッシャーでした」と笑顔。障害界の絶対王者が4年8か月ぶりに平地に挑んだ異例の一戦。見事な白星に、競馬場は異様な盛り上がりをみせた。

 好スタートから持ち前の先行力を生かす堂々たる横綱相撲だった。数々の名馬の背を知る天才ジョッキーは「返し馬に行って、いい走りをするなと思った。今日の走りなら平地で上を狙っていける馬だと思う」と可能性を評価。和田正調教師も「例えば重賞でも、という手応えのニュアンスだった」と、鞍上のうれしいジャッジを喜んだ。

 平地挑戦を決断した長山尚義オーナーは「武豊ジョッキーに任せて大正解。さすが日本一の騎手だね。今後の予定はジョッキー次第。本当、もう有馬記念。それだけだよ」と大興奮。陣営は次走も平地競走をステップに、武豊との“レジェンドコンビ”でグランプリ挑戦の青写真を描く。

 さらに同オーナーは「これで有馬記念勝っちゃったら、海外しかない。来年はドバイかな」と壮大な夢をぶち上げた。障害G1・5勝の王者が、“前馬未到”の新たなステージに踏み出した。(坂本 達洋)

 ◆オジュウチョウサン 父ステイゴールド、母シャドウシルエット(父シンボリクリスエス)。美浦・和田正一郎厩舎所属の牡7歳。北海道平取町・坂東牧場の生産。通算23戦13勝(うち平地3戦1勝)。総収得賞金は5億4357万3000円(うち平地1050万円)。主な重賞勝ち鞍は中山グランドジャンプ・J・G1(16、17、18年)、中山大障害・J・G1(16、17年)。馬主は(株)チョウサン。

<障害2000回騎乗 林満明騎手エール 有馬記念制覇0%じゃない> 障害を飛んでいた馬が平地に戻ると普通は難しいものですが、オジュウチョウサンは500万くらいなら能力が違ったのでしょう。ペースに難なく対応して、本当に強い勝ち方でした。ステイゴールド産駒だけに血統的に長い距離はいいのだと思います。すごい注目度でプレッシャーはあったはずだけど、そこはさすが豊ですね。終始、スムーズに進めていました。

 有馬記念は何ランクも相手が強くなる。オジュウらしくメチャメチャ強い勝ち方か、それとも思いっきり大敗を喫するか…。底知れぬ力があるので、平地トップクラスのメンバーの中に入っても勝つ可能性はゼロではないのでは。でも、この先、平地で負けたら、また障害に戻ってきてほしいな。自分が乗っていたアップトゥデイトとの対決を、ファンの立場になって見てみたい思いもあるんです。(JRA騎手)

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