【福島新馬戦】アイスフォーリスの初子カイザースクルーンがV!

スポーツ報知
福島5Rでデビュー勝ちしたカイザースクルーン(左は相沢調教師、同2番目は石川)

 相沢厩舎は今年4頭目の新馬勝ちに石川「神懸かってますね」

 7月15日の福島5R・新馬(芝1800メートル=16頭立て)は、1番人気に推されたルーラーシップ産駒のカイザースクルーン(牡2歳、美浦・相沢郁厩舎)が3コーナー先頭から押し切った。勝ち時計は1分51秒1。

 スムーズに先行して2番手につけ、逃げたキチロクタービンをマークする形でリズムよく運んだ。3コーナーで前に出ると、最後までスピードを落とさず、外から迫ったソークアップザサンを3/4馬身差抑えて押し切った。

 騎乗した石川裕紀人騎手は「半信半疑なところはありましたが、そういう状態で結果を出すことができた。新馬戦を勝ててよかったです。新馬向きというより、先のある馬だと思っていた。今日は能力だけで勝ってくれました。調教の感じだと、後ろから馬が来て頑張る面があったので、後ろを邪魔しない程度に外に出してハミをかませました。いい競馬できました。上のクラスで戦っていくためには課題もいっぱいあるので、上手に攻め馬をしていきたい。相沢厩舎の新馬、神懸かっていますね」と笑顔を見せた。

 その石川騎手が所属する相沢厩舎は、レノーア、エメラルファイト、ハナブショウに続き今年トップとなる4頭目の新馬勝ち。カイザースクルーンの母アイスフォーリスも所属し、2012年のオークス3着など重賞戦線で活躍した。相沢調教師は「安心しました。人(陣営)の方がプレッシャーかかっていたからね(笑い)。けいこではピリッとしなかったので、そこだけが不安だった」とホッとした表情。レースについては「(ジョッキーには)前に行った方がいいと言っていた。跳びがきれいな馬。お母さんも大きな馬だったから、まだ大きくなりそう。まだ良くなる。先がありそうな馬なので、暑い時期は使わず放牧に出します」とうれしそうだった。

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