【北九州記念】来年2月末で定年の坂口正則調教師、ゴールドクイーンで「最後の夏」飾る!

スポーツ報知
ゴールドクイーンは小倉に滞在中。坂口正師にVをプレゼントできるか

◆第53回北九州記念・G3(8月19日・芝1200メートル、小倉競馬場)

 「最後の夏」に新たな思い出を刻みたい。ゴールドクイーンでサマースプリントシリーズ第4戦の北九州記念・G3(19日、小倉)に挑む坂口正則調教師=栗東=は、来月2日で70歳。来年2月末で定年引退を迎える。宮崎県出身で、過去に4度のリーディングを獲得している夏の小倉開催も今年がラスト。「まだ最後、最後って言わんでいいよ」と少し寂しげに笑った。

 好成績を支えてきたのが現地での滞在調整だ。「夏場のレース直前の輸送はこたえる馬もいる。やはり牝馬とか、繊細な馬とかね」とトレーナー。小倉は栗東のように負荷をかけやすいチップコースがなく、コースの距離自体も栗東より短いが、調教前に角馬場での乗り込み量を増やすなど様々な工夫を凝らしている。

 今年も現地に8馬房を構え、昨夏のフェニックス賞を滞在競馬で勝ったゴールドクイーンも10日に移動。8日の栗東・坂路で51秒7を出すなど中間の気配も良好だ。「順調。前走後に馬体も減っていない。当週はそんなにやらなくてもいいだろうね」と坂口正師。“地の利”でひと押しを利かせ、大きな勝利をつかみ取る。(山本 武志)

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