【札幌記念】マカヒキ、動き軽快!9か月ぶりの実戦も、ルメール騎手「コンディションは良さそう」

スポーツ報知
9か月ぶりの復帰戦へ、大きなフットワークで駆け抜けたマカヒキ

◆札幌記念追い切り(15日・札幌競馬場)

 第54回札幌記念(19日、札幌)の出走馬の追い切りが15日に行われた。一昨年の日本ダービー馬、マカヒキは1年4か月ぶりのコンビとなるルメールを背に札幌競馬場の芝コースで軽快なフットワークで駆け、上々の仕上がりを示した。

 強い雨が降りしきる札幌競馬場。早朝から公開調教に集まった300人弱のファンを最も沸かせたのは、マカヒキとルメール騎手の追い切りだった。角馬場で入念に乗り込み、芝コースへ。4ハロンから単走、馬なりだったが、重くなった洋芝でも52秒8―12秒2で力強く駆けた。戻ってきた鞍上が開口一番、好感触を伝える。

 ルメール「走りのバランス、息遣いが良かった。コンディションは良さそう。私も馬上でハッピーだった」

 昨秋のジャパンC後に、左後肢第1趾節種子骨をはく離骨折して、今回が9か月ぶりの実戦。それでも宝塚記念での復帰も候補にあったほどで、比較的涼しい北海道の気候も味方に調子を上げている。

 友道調教師「函館での1週前追い切りで馬はできている。もちろんこの先もあるが、始動戦としては“10割”です」

 凱旋門賞の前哨戦だった3歳9月のニエル賞以来、勝利から遠ざかっている。

 友道調教師「昨春は遠征の疲れが抜けない感じだったが、秋はこの馬なりに走ってきていた。ベストの2000メートルで期待したい」

 ルメール「中山で勝っている(16年報知杯弥生賞)し、コースは問題ない。好メンバーだけど、マカヒキはダービー馬だからね」

 復活の秋へ。“スーパーG2”当日も、スポットライトは譲れない。(川上 大志)

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