【北九州記念】ダイアナヘイロー、連覇へ前進!ラスト11秒1に大根田調教師「これで十分」

スポーツ報知
ダイアナヘイローは小倉の芝コースでラスト11秒1の好時計をマーク

◆北九州記念追い切り(15日・小倉競馬場)

 第53回北九州記念(19日、小倉)の出走馬の追い切りが15日に行われ、連覇へ向け、ダイアナヘイローが小倉で追い切った。重賞初制覇となった昨年は雷雨の中での最終デモだったが、今年は台風15号による強風が巻き上げる砂が舞う芝コースで躍動した。

 10日に現地入り。輸送のない滞在競馬のアドバンテージを示す丸みを帯びた馬体が、スピードを上げる。「昨年と同じ感触です」。原田助手の言葉通りに馬なりでラップを上げ、最後の1ハロンもハミをかけただけで11秒1。

 見届けた大根田調教師は笑顔だ。「1週前(栗東・坂路で51秒4)でほぼ完了しているから、これで十分。折り合いはスムーズで、ラストもしっかり。馬体が戻っていた前走以上にボリュームもある」。確かな感触をつかめた転厩3走目へ前向きな言葉が並ぶ。

 休養明けだった前走の函館SSは8着だが、発馬後手に直線では前が詰まるロスも。「あとはスタートやね。ゲートを出てくれればいいんと違うかな」。5歳牝馬に本来の鋭いダッシュ力さえ戻れば、連覇が視界に入ってくる。(和田 伊久磨)

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