【北九州記念】水口優也騎手、セカンドテーブルで重賞初Vだ 自ら進言した小倉滞在に効果!折り合い完璧

スポーツ報知
重賞初制覇のチャンスを迎えた水口

◆北九州記念追い切り(8月16日、小倉競馬場)

 第53回北九州記念・G3(19日、小倉)にセカンドテーブルで臨む水口優也騎手(27)=栗東・池江厩舎=は、小倉競馬場で追い切りに騎乗。自身の重賞初Vを意識するほどの好感触をつかんだ。

 セカンドテーブルが14年11月の京王杯2歳S以来の重賞制覇へ、策を練ってきた。「勝ち切れないんで。ちょっとしたスパイスの効果で着順を上げたいな、と」。自身の騎乗では重賞2着1回、3着2回の水口。もどかしい現状打破に向けての刺激は、小倉滞在。輸送のない現地調整を厩舎サイドに進言した。

 16戦も手綱を執ってきた主戦のアドバイスは的確だった。10日の小倉入り後は「普段のカリカリしたところがない」と、担当の吾郷厩務員が驚くほどの落ち着き。この効果は、16日の最終追いでの完璧な折り合いで表現された。ダートコースに入っても水口が促すまで我慢が利き、軽く手綱を放した最後の1ハロンはしっかりと脚を伸ばした。

 「落ち着きがあって、柔らかみもある。前回よりもいいなと。自分も工夫して」と、水口は自身の重賞初Vを意識。その前走、CBC賞は休養明けで0秒3差3着。体調面の上積みに加え、“チューニング”の変化による新たなギアが加わる13度目の重賞が、人馬にとってメモリアルVの場となるか。(和田 伊久磨)

 ◆水口 優也(みずぐち・ゆうや)1991年3月22日、茨城県生まれ。27歳。10年に騎手免許を取得し、美浦・加藤征厩舎からデビュー。同年6月27日に福島6R(ビラゴーティアラ)で初勝利。11年4月からフリー。12年7月2日から栗東に所属変更し、今年1月21日付で栗東・池江厩舎所属に。JRA通算1657戦45勝。162センチ、48キロ。血液型A。

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