【小倉2歳S展望】無傷の3連勝を狙うキンシャサノキセキ産駒シングルアップが中心

スポーツ報知
小倉2歳Sの登録馬。*騎手は想定

 第38回小倉2歳S・G3は9月2日、小倉競馬場の芝1200メートルを舞台に行われる。

 新馬―フェニックス賞連勝のシングルアップ(牡2歳、栗東・寺島良厩舎)が有力。500キロを優に超す馬格に優れたキンシャサノキセキ産駒でまだ上がり目はありそう。持ち前の速力、馬力を生かし、圧倒のシーンも。

 フェニックス賞2着のチュウワフライヤー(牝2歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、勝ち馬を上回る、上がりNO1の末脚で伸びてきた。侮れない存在だ。

 今回と同じ条件を逃げて好タイム勝ち(1分8秒2)のルチアーナミノル(牝2歳、栗東・本田優厩舎)。時計はフェニックス賞(1分8秒4)を上回る優秀なもので、父ルーラーシップからパワーと瞬発力を受け継いだ。脚力は確かで、ここも格負けはないだろう。

 新馬戦を逃げ切って首差Vのタムロドリーム(牝2歳、栗東・西園正都厩舎)は、ゴール前で失速したが、かなりのペースで飛ばしただけに致し方ない。むしろ最後の粘り脚は評価に値する。切れ者ジャスタウェイの産駒だけに、差しに回っての競馬も期待。

 父ヨハネスブルグ譲りの速さが売りのジャカランダシティ(牡2歳、栗東・牧浦充徳厩舎)、短距離王ロードカナロアからセンスを受け継ぐファンタジスト(牡2歳、栗東・梅田智之厩舎)、アーデントリー(牡2歳、栗東・川村禎彦厩舎)、ブルベアオーロ(牡2歳、栗東・川村禎彦厩舎)、ミヤジシルフィード(牡2歳、栗東・川村禎彦厩舎)の川村勢3騎もエントリーしている。(大上 賢一郎)

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