【セントウルS】ネロはハナへ行けず6着 福永「最後の坂で止まってしまった」

◆第32回セントウルS・G2(9月9日・芝1200メートル、阪神競馬場、重)
サマースプリントシリーズ最終戦は15頭によって争われ、川田将雅騎手が騎乗した1番人気のファインニードル(牡5歳、栗東・高橋義忠厩舎、父アドマイヤムーン)が直線で抜け出して快勝。同レース連覇を飾り、スプリンターズSへの優先出走権を獲得した。同馬は今春の高松宮記念を制しており、春秋スプリントG1制覇へ弾みをつけるレースとなった。勝ち時計は1分8秒8。
2着は2番人気のラブカンプー(ミルコ・デムーロ騎手)。3着には8番人気のグレイトチャーター(幸英明騎手)が入った。
なお、サマースプリントシリーズはアレスバローズ(牡6歳、栗東・角田晃一厩舎)がシリーズチャンピオンに輝いた。
福永騎手(ネロ=6着)「ハナに行ってほしいとの指示だったが、行けなかった。最後の坂で止まってしまった」
和田騎手(ブラヴィッシモ=7着)「内に潜り込めて脚をためられたからね。最後まで伸びているし、気持ちひとつなんだと思う」
北村友騎手(アドマイヤゴッド=8着)「ハナへ行ってほしいとの事でしたが、あの位置から。最後までじりじりと伸びてくれました」
国分優騎手(フミノムーン=9着)「折り合いに進境がうかがえるのできょうは出して行きました。バランスよく、いい走りでしたよ」
松若騎手(アンヴァル=10着)「もう少しいい位置を取りたかったんですがね。そのぶん、最後は外を回らされる形になりました」
武豊騎手(ダイアナヘイロー=11着)「いいポジションで流れに乗れたのに、手応えがなくなってしまった。こういう馬場もよくないね」
松山騎手(アサクサゲンキ=12着)「勝ち馬の同じような位置でしたが、直線は思っていたほど伸びませんでした」
杉原騎手(レジーナフォルテ=13着)「いい位置で運べましたが、こういう馬場は合いませんね」
菱田騎手(ウインソワレ=14着)「周りが速くて行けませんでした。馬体は増えていい雰囲気でした」
荻野極騎手(マッチレスヒーロー=15着)「芝のこの距離ではついていくのにいっぱいでした」