【セントライト記念】ギベオン、戸崎背に躍動感ある動き

スポーツ報知
戸崎を背に伸びやかに駆け抜けたギベオン

◆セントライト記念追い切り(9月13日・栗東トレセン)

 最終調整は軽めで十分だ。ギベオンは栗東・CWコースで初コンビの戸崎を背に登場。単走でゆったりした動きで大外を回り、直線に入っても折り合いはスムーズ。最後まで楽な手応えで駆け、6ハロン85秒3―12秒3で終えた。

 初めて感触を確かめた戸崎は「レースでは気持ちが入るような感じに見えたけど、そんな面はなく乗りやすかったです。躍動感のある動きで、いいイメージで競馬に向かえます」。NHKマイルC(2着)から600メートル延びるが、距離を心配するそぶりはなかった。

 日本ダービーを見送って休養に入り、8月1日に帰厩。先週まで3週連続で皐月賞馬のエポカドーロとの併せ馬で鍛え上げてきた。8月29日には瞬時に5馬身突き放すハイレベルのパフォーマンス。輸送を控えた当週は予定通りソフトに済ませた。

 藤原英調教師は「しっかり負荷をかけて具合はいい。2000メートル以上もつように仕上げたい。きょうは外、外を回ってリラックスして走っていた」と納得。ディープインパクト産駒が順調に成長しており、秋初戦でスケールアップした姿を見せつける。(内尾 篤嗣)

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