高知のアイドル騎手、別府真衣が高知リーディングの宮川実騎手と結婚

スポーツ報知
宮川姓に変わった住民票を手にする別府真衣騎手。夫の宮川実騎手と喜びのポーズ(提供写真)

 高知けいばの人気ジョッキー2人がめでたくゴールインした。スポーツ報知の競馬面でG1予想コラム「ワタシの◎」でコラムニストを務める別府真衣騎手(30)が、今年121勝を挙げて、高知リーディングを走る宮川実騎手(36)が9月13日付で結婚したことを、高知県競馬組合が14日に発表した。妻の別府は今後も「別府真衣」の登録名で騎乗を続ける。

 交際期間は5年。食事に行ったり、趣味のサーフィンなどでも気が合い、一緒にいる時間が多く、自然と交際に発展した。昨年12月8日、別府の30歳の誕生日に、宮川が「一緒に住もうか」とプロポーズ。年末から同居をスタートさせ、「今年、2人にとって一番運勢がいい日。最強の日」という9月13日を入籍日に選んだ。結婚式は来年行う予定だ。

 夫の宮川は地方通算1618勝。2009年5月の落馬事故で左目を失明したが、1年1か月のブランクを経て復帰。その後、高知の看板ジョッキーとして活躍して、今年はリーディングを快走している。「同じ仕事をしておりますので、これからも2人で支え合って頑張って行きたいです」と二人三脚で戦うことを約束した。

 妻となった別府は、地方通算1959勝を挙げる別府真司調教師の娘で2005年にデビュー。現役女性騎手2位の現在699勝をマークしており、節目の700勝を前に良き伴侶を得た。「夫は大けがをしながらもリーディングにいて、仕事で尊敬できる部分がすごく大きいです。仕事を離れても、家事を自分からやってくれて頼りになります。競馬ではどうしてもピリピリするので、家庭では落ち着ける環境をつくりたいです」と幸せそうに語った別府。

 「子供は欲しいと思っています」と話しており、将来的には女性現役最多騎手の名古屋の宮下瞳のように、ママさんジョッキーとしての活躍を目指すことになりそうだ。

 ◆別府 真衣(べっぷ・まい)1987年12月8日、高知県生まれ。30歳。2005年10月に高知でデビュー。今年28勝、地方通算699勝。通算重賞4勝。今年2月に女性騎手のシリーズ戦「レディスヴィクトリーラウンド」で2連覇達成。愛称は「まいーご」。151センチ、41キロ。血液型O。

 ◆宮川 実(みやがわ・みのる)1982年2月10日、高知県生まれ。36歳。1999年10月に高知でデビュー。今年121勝、地方通算1618勝。2012年の福永洋一記念(コスモワッチミー)を含む通算重賞17勝。国民的アイドルとなった113連敗馬ハルウララにも03年に1度騎乗(4着)。165センチ、50キロ。血液型B。(記録はすべて9月14日現在)

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