オイシン・マーフィー騎手が年末初来日！今年のドバイ・ターフをベンバトルで制覇　

　アイルランド生まれの新進気鋭のジョッキー、オイシン・マーフィー騎手（２３）が、年末に短期免許を取得して初めて日本で騎乗することが１９日、分かった。申請期間は１２月１５日～同２８日。身元引き受けは美浦・国枝栄調教師の予定。

　マーフィーは世界を代表するアイルランドのエイダン・オブライエン調教師の下で修業を積み、１３年５月に騎手デビュー。英国で１年目にいきなり４１勝を挙げると、２年目には重賞初制覇を飾り、７６勝で見習いリーディングを獲得。その後は１６、１７年に年間１００勝を突破し、独、仏、ドバイ、香港などでも勝ち星を挙げ、活躍の場を世界に広げている。

　今年に入っても３月のドバイ・ターフでベンバトルに騎乗し、ヴィブロス（２着）、リアルスティール、ディアドラ（３着同着）のＧ１馬を撃破して日本勢の３連覇を阻止。英国馬ロアリングライオンとのコンビでは、ディープインパクト産駒のサクソンウォリアーを英エクリプスＳ、愛チャンピオンＳで２着、英インターナショナルＳでは４着に負かすなど、日本の競馬ファンが注目するレースで存在感を示している。

　◆オイシン・マーフィー（Ｏｉｓｉｎ　Ｍｕｒｐｈｙ）１９９５年、アイルランドのキラーニー生まれ。騎手である叔父のジム・カロティーに騎乗技術を学び、英国で１３年５月、１８歳で騎手デビュー。英国を拠点に活動し、１４年の英Ｇ２・テンプルＳで重賞初制覇を飾り、同年の英国見習騎手チャンピオンに輝く。今年は３月のドバイ・ターフや英国のエクリプスＳなどＧ１を７勝。英国で８８勝を挙げ、リーディング３位。ＵＡＥや香港でも短期免許を取得している。