モレイラ騎手、美浦トレセンで初の調教騎乗「規模はすごかった。感動しています」 

スポーツ報知
美浦で初めて調教をつけたモレイラ。JRA通年騎手免許取得への思いが一層強まった

 JRAの通年騎手免許取得を目指しているジョアン・モレイラ騎手(34)=ブラジル=が19日、初めて茨城・美浦トレーニングセンターで調教に騎乗した。まだ短期免許取得前だが、馬場入りするための手続きを経て堀厩舎の2頭にまたがり「来週からのために感覚を確かめておきたかった」と説明。申請が通れば29日から10月28日、11月10日から12月9日の計2か月間、レースで騎乗する。

 改めてJRA騎手となる思いを強くした。これまでも美浦トレセンに足を運び施設を見学していたが「これまでいくつかの競馬場で乗ってきたし、調教は札幌でも乗ったが、ウッドチップコース、坂路などトレセンの規模はすごかった。感動しています」と目を輝かせた。

 20日も堀厩舎の追い切りを手伝う予定だが、10月2日に迫った第一次試験に向けて「日本語の勉強はもちろんだが、今はライディングルール(競馬法規)を中心に覚えることに時間を割いています」。通年免許所有の騎手以外で史上初めて札幌リーディング(31勝)を獲得した後も、日本に滞在して猛勉強中。難関突破へ、着々と準備を進めている。

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