【中山新馬戦】ロードカナロア産駒の大物候補 ルガールカルムが圧倒的1番人気に応えて完勝! 田村師「瞬発力がすごいですよ」

スポーツ報知
デビュー勝ちしたルガールカルム(右は2着のグレルグリーン)

 22日の中山5R・2歳新馬戦(芝1600メートル=16頭立て)は、ロードカナロア産駒のルガールカルム(牝、美浦・田村康仁厩舎)が、単勝1・2倍の圧倒的1番人気に応えて快勝した。チャレンジC・G3など芝で7勝を挙げたフルーキー(父リダウツチョイス)の半妹。勝ち時計は1分36秒5。

 他馬を怖がってスタートは後方からになったが、向こう正面で道中7番手まで位置取りを上げた。直線で外に持ち出すと、坂の手前から一気に加速してノーステッキの完勝。最後は流す余裕を見せて、上がり最速33秒8の鋭い末脚を繰り出した。

 ルメール騎手は「直線はすごくいい脚で頑張ってくれた。切れ味のある馬。軽い脚を使って、能力がありそう」と、乗り味の良さにうなった。

 追い切りから抜群の動きを見せていた期待馬に田村調教師は「牝馬特有の切れを持ってるし、気性の激しいところもある。瞬発力がすごいですよね。(調教で)やり過ぎるなと言っていても、ビュッといいところを見せる。競馬は楽しいと教えてあげる程度の仕上げで、ああやって勝つんだからね」と能力の高さを再確認していた。

 今後は来週中に福島・ノーザンファーム天栄に放牧に出されて、オーナーサイドと次走を検討していく。

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