【スプリンターズS】キャンベルジュニア上昇、1週前で手応えあった初ブリンカーに期待
スポーツ報知

◆スプリンターズS追い切り(27日、美浦トレセン)
キャンベルジュニアは美浦のWコースで単走。雨で重たくなった馬場を苦にすることなく、大きなストライドで駆け、4ハロン53秒2―12秒8をマークした。森助手は「1週前追い切りでブリンカーを着けたことで、動きが素軽くなったので、きょうは着用せず、気分よく走らせた。先週よりも動きは良くなり、十分仕上がっている」と上昇を実感していた。
これまで7~8ハロンの重賞で2着3回。惜敗続きからの脱却と、大舞台でのタイトル奪取を狙い、「より推進力、集中力を求めて」(森助手)、レース本番でブリンカーを初めて装着することが決まった。この日の追い切りでは未装着だったが、「1週前追い切りで着用して、効果を感じられた」ためで、単走でも最後まで集中して駆けた。
前走のキーンランドCは自身初の1200メートル戦で4着。外を回らされながらも2着馬から0秒3差と好走した。「十分、この距離の適性はあると思います。跳びがきれいですし、道悪では結果が出ていないので、できれば晴れて良馬場でやりたい」と森助手。距離2戦目の慣れにブリンカー効果を加えて、一気に頂点を狙う。(石野 静香)