【菊花賞 「菊へ充電させてもらいました~この馬ヤバいよ~」】成長グローリーヴェイズ、淀で開花だ
スポーツ報知
◆第79回菊花賞・G1(10月21日、芝3000メートル、京都競馬場)
真夏に放った輝きはさらに増してきている。グローリーヴェイズは、2勝目を挙げた前走の佐渡S(新潟・芝2000メートル)から3か月の休養を挟んで大一番へ直行。尾関調教師は「夏や暑さがダメで、前走後はこたえるだろうと思っていた。9月に使えるという感じではなかった。間を空けながらきているが、そのたびに成長している感じもある」と、予定通りの臨戦過程を強調する。
きさらぎ賞は、マイペースで逃げるサトノフェイバーを2番手でマーク。直線では長く脚を使って迫ったが、鼻差2着だった。続く京都新聞杯は直線で馬群をさばくのに手間取ったが、それでも0秒4差4着と地力を示した。「内容ある競馬を京都でしていることはプラスにできる。初めてコーナー4つの競馬をして、折り合いも問題なかった」と、淀の舞台適性に期待を込める。
“メジロ一族”の血を紡いできた母系は、3代母に牝馬3冠の名牝メジロラモーヌの名がある。「ラモーヌとか重厚感のある血統ですからね」と尾関師。成長とともに秘める素質が花開けば、一発があってもおかしくない。(坂本 達洋)