【菊花賞】ユーキャンスマイル絶好!武豊思わず笑み「いい動きでした」

スポーツ報知
武豊騎乗のユーキャンスマイル(左)に食らいつくエタリオウ(中)

◆菊花賞追い切り(10月17日・栗東トレセン)

 思わず笑みがこぼれた。武豊は栗東・CWコースで行われたユーキャンスマイルの最終追い切りで楽な手応えのまま、最先着を果たすと、歯切れのいい口調で手応えを伝えた。

 「いい動きでしたよ。久々に乗るけど、全体的に春よりしっかりした走りになっていた。エタリオウを負かして、いい予行演習になったね」

 その背中にまたがるのは3走前の毎日杯(6着)以来。当時は右にモタれる面が強く、なかなか力を出し切れなかった。

 「モタれる面は解消されていました。(モタれても)勝ち上がっていたぐらいだし、素質は感じていましたから」

 夏の新潟で古馬相手の1000万特別を勝っての参戦。2か月ぶりの実戦になるが、中間はCWコースで7ハロンの長めの追い切りを2本。しっかりと負荷をかけ、長丁場への態勢を整えてきた。

 「折り合いに心配のない馬。3000メートルの方がチャンスが広がるかもしれない。京都は2つ勝っているし、うまく立ち回れば。ノーチャンスじゃないと思う」

 菊花賞4勝を挙げる名手の視線が鋭く光った。混戦ムードだけに、百戦錬磨の手綱さばきが不気味だ。

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