【東京４Ｒ新馬戦】ウオッカの５番子タニノミッションが完勝！　モレイラ「期待していい」

　２０日の東京４Ｒ・２歳新馬戦（芝１６００メートル＝１８頭立て）は、２番人気を集めたインヴィンシブルスピリット産駒のタニノミッション（牝、栗東・中竹和也厩舎）が、直線で鋭く差し切ってデビュー戦を飾った。日本ダービーやジャパンＣなどＧ１・７勝を挙げた名牝ウオッカの５番子で、きょうだいで初めて新馬戦を勝ち上がった。勝ち時計は１分３６秒８。

　内の２番枠から好スタートを決めて、道中は４番手でリズム良く進んだ。直線で徐々に外へ持ち出し、ゴーサインを出すと一気に加速して並ぶ間もなく前の３頭を抜き去った。前半がスローの流れだったとは言え、上がり最速タイ３３秒４をマークした切れ味が光った。

　モレイラ騎手は「能力のある馬です。今日は新馬戦で、直線もステッキを入れてないのに内へもたれたりして精神的には、まだしっかりしていない。もうちょっと精神的に成長すれば、レベルアップできると思う。期待していいし、将来が楽しみです」と、課題を口を挙げつつ素質を評価した。