【ジャパンC】キセキ、秋3走目で状態最高潮!
スポーツ報知
◆ジャパンC追い切り(21日・栗東トレセン)
秋3走目で状態は最高潮だ。キセキは栗東・CWコースをゆったりした動きで入り、直線に入ると徐々にスピードアップ。伸びやかなストライドでラストは12秒0で締めた。「もうひとつ状態が上がってきている感じ。フィジカル面の充実があり、かみ合ってきたように思います」と辻野助手は納得の表情。最後まで落ち着きがあり、全体の時計は6ハロン84秒4だった。
昨年の菊花賞馬は不振を乗り越え、毎日王冠、天皇賞・秋でともに3着と復調を示した。「(ハナに行った)前走は自分でつくった時計で、これから前を向いていける内容だったと思います。精神的な成長があり、王道の競馬ができるようになりました。大人になって筋肉の張り方なども変わってきています」と元ジョッキーで、担当の清山助手が上昇を感じ取る。
父のルーラーシップは12年に3着だった。その遺伝子を受け継ぐ4歳馬が、大舞台で父を超え、完全復活を遂げるか。(内尾 篤嗣)