【ジャパンC】英国馬サンダリングブルー、最終追い切りで順調アピール!

スポーツ報知
ジャパンCを目標に使われてきたサンダリングブルー。金曜追いで順調ぶりをアピールした

◆ジャパンC追い切り(23日・東京競馬場)

 ジャパンC(25日、東京)に出走する英国のサンダリングブルーが23日、東京競馬場の芝コースで最終追い切りを行った。単走馬なりで6ハロン89秒7―13秒3をマーク。ムニュイジエ調教師は「今日は走ることに集中して、ストライドも伸びていたので満足している」と納得の表情だった。

 5歳秋を迎えるエクスチェンジレート産駒だが、キャリア18戦目となる4走前に初めて重賞の舞台に立ったばかり。いきなりG2勝ちを決めたかと思えば、続くG1の英インターナショナルSで3着に好走。一線級相手の競馬でめどを立てた陣営はジャパンC参戦を意識して、秋の日程を組み立てた。

 極東への旅を見据えて選ばれたのが初の遠征競馬だった2走前のストックホルムCインターナショナル・G3。難なく突破すると、次は東京と同じ左回りで行われるカナディアン国際S・G1へ。直線で前が塞がる不利はあったが、小差の2着と力を示した。「以前から潜在能力を感じていたが、条件戦でしっかりと経験を積み上げてから重賞でと思っていた。もともとの能力が出ただけだよ」と指揮官は胸を張った。

 この日は自ら芝コースに入り、馬場状態をチェック。「来日するまでは速い馬場を心配していたが、しっかりクッションが利いているので問題はない」と不敵な笑みを浮かべた。愛馬が日本に到着(15日)した翌日に来日し、入念な調整を続けてきたムニュイジエ師。近年は苦戦続きの外国馬だが、今年の英国代表には勝負気配が漂っている。(西山 智昭)

競馬

×