【中山&京都金杯】年男・斎藤誠調教師、中山のブラックバゴ、京都のストーミーシーで金杯ダブル制覇狙う!
スポーツ報知

◆中山&京都金杯追い切り(2日・美浦トレセン)
中山&京都の東西金杯(5日)の追い切りが2日、東西トレセンで行われた。中山のブラックバゴ、京都のストーミーシーで金杯ダブル制覇を狙うのは、今年の干支・亥年生まれの斎藤誠調教師(47)=美浦=。5年連続で金杯に挑戦する年男が初のタイトルを手にするか。
気合に満ちた表情だった。亥年生まれの斎藤誠調教師は14年目のシーズンを年男で迎える。「昨年は24勝で苦しかった。開業以来で一番悪かったかな。今年はまたゼロから」。気持ちを新たにして、昨年と同じ愛馬を送り込む東西の両金杯は重賞ダブル制覇を狙う。
美浦のWコースで4ハロンから両金杯出走の2頭を含む3頭で併せた。中ストーミーシー(京都金杯出走)が先行する形で、内ブラックバゴ(中山金杯出走)、外ロードプレミアム(6歳1000万)が続く隊列でスタート。直線で横一線に並んだが、ストーミーシーが1馬身遅れで残り2頭が併入でゴールを駆け抜けた。
6ハロン81秒9―12秒6で上々の伸びを見せたブラックバゴに斎藤誠師は「ここを目標にしてきた。体調はいい。最後はやっぱり切れるね。うまく仕上がっている」と満足した表情で昨年4着の雪辱に燃える。一方のストーミーシーは6ハロン82秒7―13秒2。「かかってしまうところもあるんだけどね。これから微調整が必要。それでも自分の形を持っている馬だし、体調は悪くない」と昨年5着からの反撃を期待した。
今年4月に48歳を迎える斎藤誠師は4年連続で金杯に参戦。「(2頭とも)ノーチャンスではない。勝てればいいですね」と控えめだが、5年連続の金杯を年男として迎える今年こそ初Vを手にする。(松浦 拓馬)