【京都2R3歳未勝利】千葉ロッテコーチの吉井理人オーナーがJRA初勝利 武豊騎乗のマゼが逃げ切り

スポーツ報知
吉井理人氏(左)所有のマゼで勝利した武豊騎手

 6日の京都2R・3歳未勝利(ダート1200メートル=16頭立て)で千葉ロッテ・吉井理人投手コーチ(53)が所有し、武豊騎手の騎乗したマゼ(牡3歳、栗東・安田翔伍厩舎)が鮮やかな逃げ切りで1馬身3/4馬身差の完勝。吉井オーナーは所有馬3頭目でうれしいJRA初勝利となった。勝ち時計は1分13秒6。

 レース後の検量室前。吉井オーナーは初勝利を挙げた愛馬を満面の笑みで出迎えた。「良かったです。豊君で初勝利を挙げられて、うれしいです」。鞍上の武豊騎手とは20年来の友人。大リーグのロッキーズに所属していた2000年は、武豊もアメリカに長期遠征中で、現地でも親交を深めたという。「うれしい1勝ですね。長年の夢がかなった感じです」と武豊騎手も笑顔を浮かべた。

 マゼは個人馬主としては3頭目の所有馬。母のアクセレランの一口馬主だった縁から購入したタイキシャトル産駒が、個人馬主としては19戦目での初勝利を運んできた。「持っていた馬の子供が競走馬になってくれたんですから、馬主として幸せです。12月、1月しか(レースを現地で)見られないんですけど、馬が頑張ってくれました」。プロ野球では2月からキャンプがスタートし、すぐにシーズンも開幕する。つかの間の休息に届いた大きなプレゼントに、最後まで笑みが絶えなかった。

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