【中山記念展望】ルメール騎手騎乗予定のディアドラらG1馬5頭が激突

スポーツ報知
中山記念の登録馬。*騎手は想定

 第93回中山記念・G2は24日、中山競馬場の芝1800メートルの舞台で行われる。

 咋年のドバイターフで3着したディアドラ(牝5歳、栗東・橋田満厩舎)。その後、ひと息入れてクイーンS、府中牝馬Sを勝ち、再び遠征した暮れの香港カップでも2着と抜群の安定感を見せた。ハービンジャー×スペシャルウィークの配合。小回りでも馬場が渋っても苦にせず走れる「条件不問」が心強い。距離は1800、2000メートルがベスト。2年連続のドバイターフ挑戦へ―。勝利で2019年の始動を果たしたい。

 アーモンドアイの2分20秒6の勝ち時計が話題になった前走のジャパンカップで3着に入ったスワーヴリチャード(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)。スタートのタイミングが合わなかったが、道中は5番手で運び、直線はしっかりと脚を使った。1番人気に推された天皇賞・秋では見せ場のない10着惨敗だっただけに、即反撃で結果を残したことを評価する。ドバイシーマクラシックに向けての前哨戦。脚質は広い馬場向きで、過去2戦、中山コースは皐月賞6着、有馬記念4着と勝ち切れていないだけに、小回りの対応が最大のカギになる。

 マイルCSで初のG1制覇を飾ったステルヴィオ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)が久々の復帰戦。道中どこからでも動いていける機動力は中山向きで、同条件のスプリングSで、のちの皐月賞馬エポカドーロを抑えた星が光る。今回は初めて丸山騎手とのコンビ。今年すでに重賞2勝と絶好調の気鋭が大ブレイクのきっかけとできるか。この後、予定している大阪杯に向けても結果にこだわりたい一戦だ。

 咋年の皐月賞を勝ったエポカドーロ(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、距離が合わなかった日本ダービー2着、菊花賞8着と好戦したが、やはりベスト距離は2000メートル前後。飛躍のきっかけとなった中山コースで復権にかける。

 アーモンドアイと戦って、桜花賞2着、オークス3着のラッキーライラック(牝4歳、栗東・松永幹夫厩舎)、中山金杯勝ち馬ウインブライト(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎)もエントリー。(大上 賢一郎)

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