【報知杯弥生賞】ニシノデイジー、パワフルな脚さばき 西山オーナー「勝浦を男にせにゃいかん」

スポーツ報知

 皐月賞トライアル(3着まで優先出走権)の第1弾となる第56回報知杯弥生賞・G2(3月3日、中山)の追い切りが27日、東西トレセンで行われ、美浦では昨年札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳SとG3で2勝を挙げたニシノデイジーが順調な仕上がりを見せた。

 この日の追い切りは過去5戦すべてでコンビを組んだ勝浦騎手が騎乗。坂路を73秒7―18秒1で軽く流すと、その後はウッドコースへ。単走だったが、力強い脚さばきでグングン突き進んだ。「すごいスムーズでしたね。前走(ホープフルS3着)から良くなっているなっていうのも感じます」と勝浦騎手。元々パワータイプの馬だが、ここにきて一段と力強さを増した印象だった。

 20日の1週前追い切りはひっかかって、不安な面が出た。だが、この日はその不安を吹き飛ばすようにスムーズに加速した。西山茂行オーナーも視察に訪れ、「上出来。勝浦がしっかり乗ってくれれば。勝浦を男にせにゃいかん。札幌2歳Sの時のような競馬ができれば最高」と、順調な仕上がりぶりに満足そうな表情を浮かべた。

 12月のホープフルSではスローペースで持ち味が発揮できず。最後の直線で前が開けてから追い込んだが、3着に終わった。「スローにされるくらいなら自分で動いてみるのはどうかなと思っている」(勝浦騎手)と、先行するプランも含め、様々なパターンを思い描いている。

 「前に馬を置いて進められれば、折り合いも大丈夫だと思う。あとは、スムーズな競馬ができれば」と高木調教師。前走3着の借りは同じ舞台条件で晴らすしかない。

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