【アネモネS】1戦1勝馬アイワナビリーヴ、非凡な能力で桜花賞切符取る!

スポーツ報知
キャリア1戦のアイワナビリーヴが桜の切符を手にするか

◆アネモネS(3月10日・芝1600メートル、中山競馬場)

 中山の桜花賞トライアル・アネモネS(10日、芝1600メートル、1、2着馬に優先出走権)に臨むアイワナビリーヴは、1戦1勝のキャリアながら、非凡な素質を秘めている。

 1月の新馬戦(東京・芝1800メートル)は、好スタートから3番手で折り合って直線へ。ラスト200メートル手前で先頭に立つと、鋭い加速で後続を3馬身半も引き離した。「スピードがあるし、評価できる内容だった」と戸田調教師は振り返る。

 経験という面では劣るが、戸田師は初戦で騎乗した“欧州の若き天才”マーフィー(今回は田辺)による教育の効果に期待を寄せる。「乗り手に対しての従順さや集中して走ることなど、単に勝つだけでなく、いろいろ覚えさせてくれたからね」

 昨年の新種牡馬ジャスタウェイの産駒。1歳上の姉アイワナシーユー(父ステイゴールド)も戸田厩舎に所属していた。「お姉さんは気性が難しく未勝利に終わったが、いいものを持っている血統。こちらは素直だし、上のクラスでもやれる力は持っている」とトレーナー。桜花賞戦線に新たな風を吹き込む可能性は十分にある。(浜木 俊介)

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