【阪神大賞典】シャケトラ、叩いてさらに上昇!

スポーツ報知
3頭で併せたシャケトラ(左)はさらに上積みを感じさせる動き

◆阪神大賞典追い切り(13日・栗東トレセン)

 1年1か月ぶりを叩いて大幅に上向いた。阪神大賞典(17日、阪神)に出走するシャケトラは、栗東・CWコースの3頭併せで10馬身ほど離れた位置から追走を開始。内から徐々に中のバリオラージュ(5歳500万)、外のショパン(6歳1000万)との差を詰めて直線へ。最後は併入でのフィニッシュとはいえ、余裕たっぷりの手応えが状態の良さを物語った。

 馬なりで6ハロン83秒7―11秒9は予定通り。「当週はサッとやって、いい動き。以前より丈夫になっているのでバリバリ調教できる。前走(の勝利)はひっくり返りそうなほど驚いた。乗り込んで上積みしかない。状態はいいので、折り合えさえつけば3000メートルでも」と担当の上村助手は期待大。17年の天皇賞・春は9着だったが、今なら距離を克服できるとみている。

 左前肢の骨折を克服し、前走のアメリカJCCでは菊花賞馬のフィエールマンを頭差抑えて完勝。1週前追い切りに乗った戸崎は「あれだけ休んで勝つのだから能力は高い。競馬で気持ちが高ぶるらしいけど、調教ではそういう面はなく乗りやすい」と好感触。重賞3勝目を手土産に大舞台へと向かう。(内尾 篤嗣)

競馬

×