【仏フォワ賞】クリンチャーは凱旋門賞前哨戦でしんがり負け 優勝はヴァルトガイスト

スポーツ報知
引き揚げるクリンチャー(武豊騎手)

 凱旋門賞(10月7日)の前哨戦、フォワ賞・G2が16日、本番と同じパリロンシャン競馬場の芝2400メートルで6頭によって争われた。日本から参戦した武豊騎乗のクリンチャー(牡4歳、栗東・宮本博厩舎)は6着に敗れた。

 好スタートからハナを切る形になったクリンチャーは直後にカプリ以下を引きつれてレースを引っ張った。4コーナーを回って直線に入ってもまだ先頭だったが、残り300メートル付近から失速し、最下位に沈んだ。

 武豊騎手は「休み明けで体もそんなに仕上がってなかったので仕方ないのかな。次に向けてのレースをしたかった。(馬場を)気にするところはなかった。元々使ってよくなる馬なんで次に期待したい」と話した。

 今後は順調に調整が進めば、3週後のG1凱旋門賞に向かう。

 勝ったのはヴァルトガイスト(牡4歳、仏・Aファーブル厩舎、ブドー騎手)。前走のサンクルー大賞・G1に続く重賞4連勝となった。勝ち時計は2分28秒70。2着に昨年のブリーダーズカップターフの勝ち馬タリスマニック、3着はクロスオブスターズでファーブル厩舎が上位を独占した。

競馬

×