【凱旋門賞】“残り福”でクリンチャー最内枠!宮本調教師「スッと好位につけられれば」

スポーツ報知
日本から届いた応援フラッグに感激する宮本調教師

◆凱旋門賞・仏G1(7日・芝2400メートル、パリロンシャン競馬場)

 海外馬券発売対象の凱旋門賞・仏G1(日本時間7日23時5分発走、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)の枠順が4日、決まった。日本から参戦するクリンチャーは1番ゲート(馬番9)から世界最高峰のレースに挑む。

 緊張気味の表情だった宮本調教師に笑みがこぼれたのは最後の最後だった。テレビを通して見守っていた枠順抽選会。クリンチャーの名前が呼ばれないまま、1番と14番の2枠が残った。先にキューガーデンズが14番を引いたため、1番枠が残った。

 「何となく1番最後なのかなという感じはしてました」とトレーナー。もちろん、前日には武豊も「内枠の方がいい」と口にしていたように、最内枠は大歓迎だ。「ヨーロッパの馬よりゲートは速いと思う。スッと好位につけられれば」と宮本師は思い描く。

 追い切り翌日は引き運動を60分。カイバもしっかり食べている。この日は日本のファンのメッセージが入った応援フラッグも届いた。「“残り物に福がある”という日本のことわざみたいになってくれれば」。絶好枠からの積極策で波乱を演出する。

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