4年ぶり4回目の仙台市訪問、日本代表DF長友が築いてきた被災地との絆とは

スポーツ報知
宮城・仙台市の蒲町小を訪問した日本代表DF長友

 サッカー日本代表のDF長友佑都(31)=ガラタサライ=が7日、東日本大震災の被災地である宮城県内の蒲町小学校などを訪れた。蒲町小学校では約500人の小学生らが、日本代表DFの訪問を歓迎。また長友は、津波で甚大な被害を受けた荒浜地区を訪れ、犠牲者の慰霊碑に献花した。

 長友が仙台市内を訪問したのは、14年ブラジルW杯後以来、4年ぶり4回目となる。今大会では日本のベスト16進出に貢献したサイドバックの訪問を、誰よりも心待ちにしていた1人が、仙台市内に住む溝井藍さんだった。

 溝井さんが長友と初めて合ったのは東日本大震災が発生した翌2012年のこと。当時、まだ6歳だった溝井さんは仙台市立七郷小学校でサッカー部に在籍。男子生徒に交じって、ボールを蹴っていた。以来、長友が仙台市を訪問するたびに記念写真を撮影するなど、交流を深めてきた。

 約6年前から交流を続ける少女の成長に、長友も驚いた様子。この日、約4年ぶりに再開を果たすと「本当に大きくなったね。8年後には20歳か。8年後には、本当に俺はおっさんだよ」と笑いながら、一緒に写真に収まった。

 「自分はピッチの上で、表現することしかできない。(プレーで)勇気を届けられたら」と長友。溝井さんは「W杯で疲れているのに、ありがたいです。4年後も日本代表に入れるよう頑張って欲しい。次はベスト8以上に入れるように頑張って欲しいです」とエールを送っていた。

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