森保ジャパン、26日誕生へ…技術委員「皆さんが思っている人で間違いない」

スポーツ報知
次期日本代表監督就任が決定的となった森保氏(右は西野監督)

 サッカー日本代表の次期監督にU―21日本代表の森保一監督(49)の就任が19日、決定的となった。7月末で任期満了となる西野朗監督(63)の後任は、20日に開かれる技術委員会を経て、26日の理事会で承認される見込みだが、この日、協会幹部の1人が就任の可能性を認めた。A代表と五輪代表の兼任が有力で、20日の技術委員会で負担の大きい日程面での解決策などを議論して方向性を決定後、理事会に諮られる見込みだ。

 2022年カタールW杯への道のりを託す次期監督に、U―21代表の森保監督が就任することが決定的となった。この日、協会幹部の1人が「皆さんが思っている人で間違いない。他(の候補)に動いている気配はない」と、森保氏に一本化している協会側の動きを明かした。

 20日の技術委員会では、ロシアW杯の結果など分析し、今後4年間の代表の方向性を決めて、監督人事についての話し合いが行われる。最終的には関塚隆技術委員長(57)に一任され、委員長と田嶋幸三会長(60)が新監督を最終決定する見込みだ。技術委員の中には日本人監督を推す声が多く、田嶋会長も「技術委員会の意見を尊重する。委員会とのズレもない」と語っていることから、森保氏の就任に異論は出ないとみられる。

 課題となっているのが、A代表と五輪代表の兼任による負担の大きさだ。同幹部も「本人が嫌だと言わなければ問題はない」と語るように、技術委員会ではスケジュール面での解消策なども議題となる。20年の東京五輪は予選が免除されていることから、兼任は可能との意見もあるため、具体的なバックアップ案が出せるかが焦点だ。

 新生日本代表は、9月7日にはW杯後の初陣、チリとの親善試合があり、来年1月にはアジア杯を控えているため、田嶋会長は7月中の新監督決定を目指している。下交渉では森保氏は兼任に前向きという。技術委員会での推挙後、順調に交渉が進めば26日の理事会で森保ジャパンが誕生する。

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