森保ジャパンの流れ変えた! MF遠藤が途中出場で持ち味発揮

スポーツ報知
試合に勝利してサウジアラビアの選手とタッチを交わす遠藤(中)と岩崎

◇アジア大会2018 準々決勝(27日=インドネシア・ボゴール)

 サッカー男子のU―21日本代表が、MF岩崎悠人(20)=京都=の2得点でU―21サウジアラビアを2―1で下し、10年広州大会以来の4強進出を決めた。後半12分から途中出場したMF遠藤渓太(20)=横浜M=が、劣勢だった流れを引き戻し、チームを勝利へと導いた。

 出番が訪れたのは、サウジアラビアに押し込まれていた後半12分だった。森保一監督(50)から普段とは逆の右ウイングバック(WB)で投入されると、果敢にドリブル突破を仕掛けた。同18分には右サイドから正確なクロスボールでFW前田のヘディングシュートを演出。以降もMF三好とのコンビネーションで中に切れ込んだり、アーリークロスを送ったりと、右サイドを支配。岩崎の決勝点が生まれたのは左サイドからだったが、チームの流れを変えたのは間違いなくこの男だった。「自分が入って結果勝てたことが収穫。内容どうこうよりもチームが勝つことが1番ですから」と充実した表情で話した。

 1次リーグ第3戦のU―23ベトナム戦では左WBで先発したが持ち味を発揮できず、チームも0―1で敗戦。決勝トーナメント1回戦のU―23マレーシア戦、そしてこの日のサウジ戦と2試合連続で先発を外れていた。「こうなってしまったのには自分に原因があるのは分かっています。ベトナム戦ではとても悔しい思いをしたので、チャンスをもらったらやってやろうと思っていました」。そして、この日大事な場面でチームの力になった。

 29日には中1日で準決勝が待つ。「次の試合が大事になる。またチーム全員で勝ちに行きたい」と遠藤。総力戦で優勝をつかみ取る。

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