森保ジャパン 10月16日にFWスアレス擁する強豪ウルグアイと対戦

スポーツ報知
FWスアレス

 森保一監督(50)率いる日本代表が10月16日に、FIFAランク5位で南米の強豪ウルグアイと埼玉スタジアムで親善試合を行うことが28日、発表された。新生日本代表は9月7日のチリ(札幌ド)で初陣を迎える。ウルグアイは世界最強2トップと称されるFWスアレス(31)=バルセロナ=、カバニ(31)=パリSG=を擁しており、来年1月開幕のアジア杯(UAE)に向けても最高の腕試しとなる。

 ウルグアイは、ロシアW杯準々決勝で優勝国フランスに0―2で敗れたが、決勝トーナメント1回戦ではC・ロナウド擁するポルトガルを2―1で破るなど堅守速攻をベースに8強入りした。

 特にW杯で2得点のスアレス、3得点のカバニの2トップは世界最強との呼び声が高い。スアレスは、ボールを持たない時の動きが巧みで、死角を突いてゴールを狙い、こぼれ球への反応も鋭い世界屈指の点取り屋。両足、頭とシュート精度も高く、代表通算52得点は同国1位で、過去にプレミア、スペインで得点王にも輝いた。試合中の相手へのかみつき行為など問題行動でも有名だ。

 カバニは高い決定力だけではなく、豊富な運動量も武器で前線からの守備でもチームに貢献する。フランスに敗れたW杯準々決勝では、カバニの負傷欠場の影響は大きかった。

 日本はロシアW杯開幕時の平均年齢が28・3歳と出場6大会で最年長で、22年のカタールW杯に向けて世代交代がテーマとなっている。20年東京五輪世代のU―21日本代表も兼任する森保監督は、A代表監督として初陣のチリ戦から多くの若手を試す可能性が濃厚。現在、強さ、ずる賢さを併せ持つ南米の強豪ウルグアイとの対戦は、若手にとって貴重な経験の場となる。

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