森保ジャパン快勝！　初陣は代名詞の３バックではなく４バックで西野流を継続「選手にも対応力を持って欲しい」

国際親善試合　日本３―０コスタリカ（１１日・パナソニックスタジアム吹田）

　森保ジャパンが２０２２年カタールＷ杯に向けて白星発進を果たした。前半１６分、相手のオウンゴールで先制すると、後半２１分には、代表３試合目で初先発のＭＦ南野拓実（２３）＝ザルツブルク＝が、国際Ａマッチ初得点となる追加点。途中出場の伊東純也（２５）＝柏＝がダメ押しゴールを決めた。

　Ａ代表の指揮官として初陣となった森保一監督は、広島時代、そして兼任するＵ―２１日本代表の基本としていた３―６―１ではなく、４―５―１の布陣で試合に臨んだ。４バックでトップ下を置く布陣を採用した理由については「ひとつの形にこだわってやっていく方法もあると思うが、色々な形に対応したいし、選手にも対応力を持ってほしい。サッカーをやる好守の原理原則は変わらない。選手がそれを理解してトライしてくれた」と説明した。

　西野朗監督が率いて１６強入りしたロシアＷ杯にはコーチとしてベンチから世界のサッカーを分析した。「西野さんから多くのものを学んだ。今後に生かそうと今日もトライした」。４バックを使った臨機応変な戦術と、日本人の特徴を生かしたサッカーは“西野流”の継続でもあった。