シュミット、代表デビューに気合「存在感を出して」…9日パナマ戦

スポーツ報知
ボールに飛びつき、キャッチするシュミット

 サッカー日本代表は10日、パナマ戦(12日、デンカS)に向けて新潟市内のグラウンドで練習を行った。ベガルタ仙台のGKシュミット・ダニエル(26)は、9月の国際親善試合に引き続き代表に招集された。背番号が23に決まった仙台の守護神は「出るためにもっと存在感を出さないといけない」と、代表戦デビューに向けてアピールを続けている。

 今度こそ代表デビューだ。197センチのシュミットが迫力満点のジャンプでボールをキャッチした。、「出るためにはもっと存在感を出してやっていかないといけない。出られれば、(監督の)森保(一)さんのサッカーを理解してやれるんだというところを見せたい」と意気込んでいる。

 9月の国際親善試合で代表に初招集されたが、7日のチリ戦が北海道胆振東部地震の影響で中止。11日のコスタリカ戦では出番がなかった。だが、今月は12日のパナマ戦、16日のウルグアイ戦(埼スタ)へ向けてG大阪・東口順昭(32)と鳥栖・権田修一(29)と再び先発の座を争う。2度目の招集とあって、シュミットは、「慣れている人がたくさんいるのでそわそわした感じはないかな(笑い)」と地に足をつけて準備を続ける。

 シュミットの代表入りは仙台のチームにも好影響を与えている。2020年の東京五輪出場を目指すMF椎橋慧也(21)は、「Jリーグで試合に出て代表に選ばれる。上がっていけることを証明してくれている。チームの注目度が上がることにもつながるし、みんなチャンスと感じていると思う」と話す。さらに「(シュミットは)海外サッカーに詳しい。(移動の時間など)よくサッカー関連の本を読んでいて、すごい熱を感じます」と先輩の姿勢に刺激を受けている。

 今季は開幕からケガで出遅れたが、8月5日の磐田戦から正GKに返り咲き、念願の代表入りも果たした。「(代表レベルの技術は)ある程度できる自信はあるので、出していければなと思います」とシュミット。出場のチャンスをがっちりつかみ、代表の座も離さない。

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