19歳・冨安、完封デビュー…相棒・槙野絶賛

スポーツ報知
前半、ゴール前で競り合う冨安(左)

◆国際親善試合 日本3―0パナマ(12日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 サッカー日本代表の森保一監督(50)がパナマ戦で3―0の勝利に導き、初陣のコスタリカ戦(9月11日・パナスタ)に続き、監督就任2連勝を飾った。初陣からの連勝は、バヒド・ハリルホジッチ監督(66)が率いた2015年3月31日のウズベキスタン戦(5〇1)以来。しかし、森保監督は王座奪還を狙う来年1月のアジア杯(UAE)に向けては課題があることを強調した。また、テーマに据えたロシアW杯組と新世代の「融合」について、ピッチ外で様々な取り組みでチーム作りを進めている。

 日本の未来を担う大器が上々のデビューを飾った。19歳341日で先発し、代表初キャップを刻んだDF冨安は「試合が始まる前は緊張からか頭がボーッとしていましたけど、始まったら思ったよりも体が動いてすんなり入ることができました」と安堵(あんど)した。06年のオシム・ジャパン以来、新体制初戦からの2戦連続完封勝利に貢献した。

 19歳ながら既にベルギー1部でプレー。188センチの長身を生かした守備に加え、足元の技術に優れるセンターバックは、この日も前線へ正確なパスを何度も繰り出した。「パス出しの感覚は悪くなかった」と手応えは十分。隣でコンビを組んだDF槙野は「素晴らしいプレーだった。将来が楽しみ」と賛辞を贈った。

 今後は槙野を始め、吉田らとポジションを争う東京五輪世代の守備の要は「まだ1試合やっただけで立場は変わらない。練習からアピールしたい」と言い切った。(井上 信太郎)

 ◆10代でのA代表デビュー DF冨安がパナマ戦に先発し、19歳341日でデビューを果たした。10代での初出場は12年5月のFW宮市亮(19歳161日)以来。DFでは1993年のJ発足以降では、98年4月の市川大祐(17歳322日)、08年1月の内田篤人(19歳305日)に次いで3人目。

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