FWカバーニを止められるか 国際経験不足のGK東口、ウルグアイ戦でワールドクラスと初対戦へ

スポーツ報知
練習する東口

 キリンチャレンジ杯のウルグアイ戦(16日・埼スタ)を控える日本代表は14日、埼玉県内でトレーニングを行った。前日の練習では左膝を気にするそぶりをみせていたGK東口順昭(32)=G大阪=は、この日の練習ではフルメニューをこなし「きょうは気にせずできたので問題ないです」と語り、大事には至らなかったもよう。先発が予想されるウルグアイ戦に向け、「W杯(ロシアで8強)でもFIFAランキング(5位、日本は54位)でも上を行っている相手。メンバーをみても、結果を残している選手が多い。タフな試合になると思う」と語った。

 ここまで国際Aマッチは6試合出場の東口だが、先発した試合は中国が2試合、アフガニスタン、ハイチ、パラグアイ、コスタリカと、世界トップレベルの相手との対戦経験はない。今回ウルグアイではバルセロナFWスアレスが妻の出産に立ち会うため不在だが、もうひとりのエース、パリSGで活躍するFWカバーニは来日。「カバーニとかは有名やし、存在感はもちろんある。クロスは特に強いんで。気を付けていかないと」と警戒心を強めた。

 Jリーグでは実績のある東口だが、ロシアW杯でもGK川島永嗣(35)=ストラスブール=の控えに甘んじて出場なしに終わり、世界での経験値は高いとは言えない。ワールドクラスの選手が居並ぶウルグアイ戦で結果を残すことは、レギュラー取りに向けて「絶対的に重要になってくるポイント。そういった相手に、どんだけできるかは自分自身楽しみ」と語る。

 長く日本代表の正GKを担った川島は、国際Aマッチ88試合に出場。さらにベルギー、フランスで長くプレーし、国際経験では日本のGKで群を抜いていた。現在32歳と、今後海外移籍する可能性は低い東口が森保ジャパンでレギュラーの座を射止めるためには、日本代表で結果を積み重ね、経験を積んでいくしかない。カバーニという世界屈指のストライカーを封じれば、来年のアジア杯で正GKを狙う東口にとっては、絶好のアピールとなる。

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