中島「動き分かっていた」絶妙スルーパスで2得点お膳立て

スポーツ報知
前半、前線へパスを繰り出す中島(カメラ・竜田 卓)

◆キリンチャレンジカップ2018 日本4―3ウルグアイ(16日・埼玉スタジアム)

 あうんの呼吸で生まれた得点だった。前半10分、左サイドでボールを持ったMF中島は、ゴール前へ動き出したMF南野へ絶妙なスルーパスを送り、先取点をアシストした。「(リオ五輪代表で)ずっと一緒にやっていますし、お互いの動きは分かっていました」。さらに同36分には自身が放ったミドルシュートのこぼれ球をFW大迫が押し込み、9月のコスタリカ戦に続き2得点をお膳立てした。

 森保ジャパンでは無得点だが、中島の積極性が攻撃をけん引している。この日は大迫の5本に次ぐシュート4本を放ち、全てペナルティーエリア外からにもかかわらず枠内に飛ばした。「シュートにはいろんな効果がある。相手が(警戒して)寄せてきたらパスを出せばいい」。常に得点を狙う姿勢がチームの攻撃力を引き出す。1月のアジア杯でも中心として期待がかかる新10番は「選ばれたら100%思い切りプレーしたい」と力強く言い切った。(井上 信太郎)

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