森保ジャパン、代表2連戦で新戦力FWテスト 鈴木優磨、武藤嘉紀ら候補に

スポーツ報知
大村愛知県知事(右)を表敬訪問した森保監督

 日本代表の森保一監督(50)が30日、来年1月のアジア杯前最後の親善試合となる11月の2連戦(16日・ベネズエラ、20日・キルギス)でも新戦力を呼ぶ可能性を示唆した。調子が重要視されるFWでは、鈴木優磨(22)=鹿島=、武藤嘉紀(26)=ニューカッスル=らが候補に挙がっている。この日はキルギス戦が豊田スタジアムで行われることもあり、愛知県庁で大村秀章知事(58)を表敬訪問した。

 直前までテストを実施する。アジア杯前最後の国際親善試合となる11月20日のキルギス戦の位置づけを問われた森保監督は「まだまだ選手は幅広く招集させてもらいながら、選手のコンディションなどを見ていきたい。チームとしての戦術の浸透と、個々のパフォーマンスを見ることができる絶好の機会」と断言。初陣から3連勝、10得点と上々のスタートを切ったが、さらなる新戦力の招集を検討していることを示唆した。

 その可能性が高いポジションが最前線のFWだ。前回10月のパナマ、ウルグアイとの2連戦では、最初はブレーメン・大迫、川崎・小林、ハノーバー・浅野をメンバーに選んだが、小林と浅野が負傷で離脱。代わりに磐田・川又、初代表となった清水・北川を追加で呼んだ。

 この2人以外にも招集を検討していたのが、鹿島の鈴木とプレミアリーグで活躍する武藤だ。鈴木はまだ22歳と若く、今季はここまで自身初の2ケタとなる11得点をマーク。またボールの受け方が進歩したことで、アシストも増えた。南野、中島、堂安の2列目を生かすこともできる。

 ロシアW杯メンバーでもある武藤は、今季ドイツからイングランド1部ニューカッスルに移籍。開幕直後は出番が限られていたが、リーグ初先発となった今月16日のマンチェスターU戦で移籍後初得点をマーク。現在3戦連続で先発を果たしており、コンディションも上々。両者ともに10月の代表戦の時期は負傷を抱えていたため招集は見送られたが、11月に呼ばれる可能性は十分にある。

 他にも肺気胸の手術を受けたDF長友は、11月の代表戦は欠場が決定的で、新戦力の抜てきもありえる。「アジア杯に向けていい準備をしていきたい」と指揮官。幅広い視点から最適解を見つけ出す。

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