【大竹七未チェック】成長を感じさせる試合、来季W杯でメダルも

スポーツ報知

◆サッカー女子国際親善試合 日本4―1ノルウェー(11日・とりぎんバードスタジアム)

 FIFAランク7位のなでしこジャパンは、FW岩渕真奈(25)の2得点などで同13位のノルウェー代表を4―1で下した。8月のU―20W杯優勝メンバーのMF長野風花(19)、FW宮沢ひなた(18)がA代表デビュー。95年W杯優勝などの実績を持つ欧州の古豪を下し、来年のフランスW杯へ弾みをつけた。

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 この1年での、なでしこの成長を感じさせる試合だった。世界ランク13位のノルウェーを相手に、ボール支配率は60・2%。MF三浦やDF宇津木を含めて位置取りが素晴らしかった。的確なポジション取りと正確な読みで、ボールを失ってもすぐに奪い返した。ボールを奪った後、つなぐ技術も光っていた。

 先制点を決めた横山や2得点の岩渕は、個の力で局面を打開した。途中出場の籾木もダメ押しの4点目を奪うなど、チームとしての層が厚くなった。競争が激化し、誰が出てもおかしくないチームになった。来年6月にはW杯に挑む。ボールへの寄せをもう一歩早くし、フィニッシュまでの質と精度を上げれば、W杯でもメダルを狙える。(元女子日本代表FW)

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