なでしこ高倉監督、19年W杯制覇に向けて「勤勉さとうまさを持って戦う」

スポーツ報知
高倉麻子監督

 サッカー女子日本代表は12日、鳥取市内でガイナーレ鳥取U―18と30分×2のトレーニングマッチを行った。

 国際親善試合・ノルウェー戦から一夜明け、高倉麻子監督(50)は「昔からチームを見てきた人が昨日の試合を見ると、良くなってきたねと。自分たちはまだまだだと思うけど、そう言ってもらえてうれしい」。1995年W杯、2000年シドニー五輪王者から4点を奪って快勝。体格差のある相手に対し、個人技やパスワークなど幅広いプレーで日本の強さを見せた。だが、4点リードの後半36分の失点は、相手のコーナーキックから。この日の練習試合でもセットプレーから失点を許した。「そこは変わらず課題。合宿で狙いを言って解散すると、また集まったときにぼやけていたり。言い続けること、積み上げていくことが大切」と話した。

 女子日本代表は今年8月にU―20W杯を初制覇し、11年のA代表、14年のU―17代表と、女子サッカー史上初めて全世代制覇を成し遂げた。高倉監督は「3カテゴリーをとって、(交流の機会があると)世界中から“そんなに褒めないで下さいよ”というくらい褒められる。私たちが大きさとスピードをうらやましがるのと同じで、日本は勤勉さとうまさを持っている。そこを出して戦っていく」と、来年のフランスW杯制覇を見据えた。

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