初キャップのGKシュミットに指揮官満足「彼からチャンスが生まれていた」守護神争いは混沌

スポーツ報知
後半36分、リンコンに同点となるPKを決められたシュミット・ダニエル

◆国際親善試合 日本1―1ベネズエラ(16日・大分銀行ドーム)

 史上初となる新監督就任からの4連勝を狙った森保ジャパンは、ベネズエラと1―1で引き分けた。

 東口順昭の先発が目されていたGKのポジションでは仙台の守護神シュミット・ダニエルが代表初キャップで先発出場。PKで1点を失ったが、森保一監督は「落ち着いてプレーしてくれたと思います。守備の部分でもDFラインと連携して、安定していたと思う」と満足げに語った。

 J1広島の監督時代、GKに攻撃へのつなぎの意識を求めていた指揮官。代表でも求めるGK像は変わらない。「求めるプレーの1つに足元の技術を使ったビルドアップがあります。そこも良いチャレンジしてくれた。彼からの起点で、持ち上がるところ、プレッシャーを回避してビッグチャンスが生まれることにつながっていた。(シュミットにとって)自信になるプレーが多かったと思います」と振り返った。

 森保監督は今合宿に過去2度の招集と同じくシュミット、東口、権田修一の3人を選出。この日のシュミットの出場で3人全員が先発のピッチを踏んだ。脳しんとうの影響で戦列を離れていたロシアW杯代表の柏GK中村航輔も実戦に復帰しており、1月のアジア杯(UAE)に向けた守護神争いは混沌(こんとん)としている。

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